2021.09.15
いまさら聞けないBOPIS(ボピス)とは?
フィールドマネジメント
日々多くのマーケティング用語が生み出されておりますが、
その中の1つBOPIS(ボピス)について解説いたします。
また、BOPISを導入することで、どのようなメリットがあるか解説いたします。
この記事のサマリー
・BOPIS(ボピス)の用語解説
・BOPISを導入するためのメリット
・BOPISを導入するためにはシステム・ハードの制作・販促・バックヤード準備の段取りが必要
BOPISとは
BOPIS(ボピス)とは、Buy Online Pick-up In Store オンラインで商品を注文して
店頭で受け取るというるショッピングスタイルです。
具体例
1.ユーザーはオンラインで野菜を注文後、希望の受け取り店舗・時間を指定します。
2.店舗側は指定の商品を用意・梱包し、受け取りカウンターや専用ロッカーに設置します。
3.でユーザーが店舗で注文商品を受け取り、サービスが完了します。
昨今のユーザーの行動変異として買い物時間を減らし、通販・計画的な買い物体験を求めています。
本稿で説明するBOPISは、新しい生活様式に対応できる、マーケティングソリューションの1つと言えます。
なぜやるのか
もともとBOPISソリューションは、販売促進が目的です。
流通・消費者に対してどのようなメリットがあるのでしょうか。
メリット1:24時間商品選択が可能
スマートフォンやパソコンがあれば、
自宅でも帰宅途中でもの中でもユーザーは好きな場所で買い物をすることができます。
メリット2:顧客選択肢の向上
消費者にとって都合のよい時間に商品を受け取ることができます。
商品を店頭で受け取っていただけるため、送料はかかりません。
ECサイト事業者と比べ、生の消費者と直接やりとりができ、かつ返品のしやすさもメリットと言えます。
メリット3:物流コストの効率化
物流では毎日の物流倉庫から、店舗に商品が輸送されます。
つまり、注文商品が事前にそろっている状態になります。
届け先の商品が店舗にあれば、客先配送コストがかからない点もメリットです。
どうやるのか
実際にBOPISを導入するにあたり、具体的にはどのような準備が必要なのでしょうか。
システム・ハードの制作・準備
1.消費者が注文するためのアプリ・システムの構築。
消費者が実際に店頭で受け取るためのプラットフォームを用意します。
具体的には、スマートフォン用のアプリやブラウザベースで注文受付ができる仕組みを構築します。
例えば「本サービスは3,000円以上のご購入に限ります」などの条件をつけることで、
BOPISサービスで求めたい最低限の客単価を設定することができます。
2.受発注管理システム
注文した商品を管理するためのシステムが必要です。
いつ・どの店舗で・どのお客様が・どの商品を・どれだけ注文したかどうかを管理できる仕組みが必要です。
3.商品ピックアップ用・お渡し端末
店頭窓口を利用するのも手ですが、無人ロッカータイプが主流です。
消費者と店頭スタッフとが対面することなく、商品の受け取りができます。
販促・バックヤード準備
4.店舗スタッフ向けBOPIS研修の実施
BOPIS担当のスタッフに対し、どのような作業が必要なのかを教える必要があります。
店舗スタッフのうち誰を担当にするか、
どのタイミングで商品選別作業を開始するか・売り切れ時の対応などを教育が必要です。
5.蓄積された顧客データ分析
ECと比べ、いつ・どのタイミングで受け取ることができたかなど、データが蓄積されます。
売れ筋分析・単価向上のための施策や、売り切れになってしまった原因特定、
さらに併売分析などを行うことで、次の打ち手を決めます。
まとめ
BOPISソリューションはEC通販的な側面と、消費者が計画的にショッピングできるソリューションと言えます。
「買い物時間は短時間に」「計画的な購買行動」のニーズを満たした、
マーケティングソリューションの1つなのではないでしょうか。
弊社提供サービスについて
電通テック、ジーエルシー、電通リテールマーケティングの 3 社で
流通向けEC 注文&店頭受取サービス「BOPIS」の導入サポートソリューションを提供開始致しました。
BOPIS導入のご相談は、お問い合わせからご相談ください。
詳細は下記のプレスリリースをご覧ください。
プレスリリース
電通リテールマーケティング、電通テック、ジーエルシーの 3 社で
EC 注文&店頭受取サービス「BOPIS」の導入サポートソリューションを提供開始
― システム導入と販促・バックヤード業務を総合支援 ―
事例紹介