2023.04.19
コロナ禍で変わった食品スーパーの購買状況、惣菜が人気急上昇
データ分析<市場調査>
コロナ禍で変わった食品スーパーの購買状況、惣菜が人気急上昇
コロナ禍になり、テレワークが大々的に導入された2020年。
緊急事態宣言の発令などによって、企業のテレワークは義務的なものでありました。
そこから2021年、2022年と時が過ぎていく中、ワクチン接種の増加などからコロナ感染者が徐々に減少し始め、最近ではテレワークをやめて出社率を上げていく会社が増えております。
また、行動制限の緩和などからも外出する機会が増え、家庭の食卓にも変化が出始めているのはないでしょうか。
食品スーパーマーケットID-POSデータを用いて、
昨今の店頭における、スーパーマーケットの購買状況の変化をみてみたいと思います。
惣菜の購入傾向が増加
期間中の購入金額が多い(年間12万円以上購入)上位顧客、すなわちストアヘビーユーザーで今期の購入率が高まっている上位10のランキングをみてみると、惣菜部門のカテゴリーが大半を占めております。
コロナ禍においては在宅の時間が多かった為、自身で調理をする機会が多かったと思われます。
購入率が上がっている惣菜カテゴリー
しかし昨今でコロナが落ち着きを取り戻し始め、
会社に出社し始めたビジネスパーソンが、ランチ時や帰宅後に「手軽に食べられる惣菜」などを買い求めるケースが増えているのではないでしょうか。
年代別の購入人数増減率でみてみると、
特に20代以下、30代の若い世代で惣菜を買う割合が増えているようです。
こちらもご覧ください
コロナ禍のスーパーマーケットID-POSデータを用いた調理加工食品の購買状況変化1