2018.03.08
ビール系飲料における、 高アルコール度数の「新ジャンル」
データ分析<市場調査>
新ジャンルとは?
ビールとは違い、麦芽を用いないで穀類などを原料としてつくられたもの。「第3のビール」と呼ばれており、酒税法上「その他の醸造酒(発泡性)①」に分類される。
その他、原料の一部に蒸留酒等を用いてつくられたもの。「第4のビール」と呼ばれ、酒税法上は主に「リキュール(発泡性)①」に分類される。
ビールより売れている~好調持続の新ジャンル~
好調持続の新ジャンル
新ジャンルの中でも「高アルコール商品」の需要が増えている
新ジャンルに占める高アルコール商品の割合は、2年前と比べると10%以上もアップ!
通常、新ジャンルの商品は3~5%のアルコール度数が主流だが、近年、各メーカーからアルコール度数の高い商品が発売されるようになった。ここでは、アルコール度数が6%以上の商品を「高アルコール商品」とした。
新ジャンルの中でも「高アルコール商品」はどんな年代が買っている?
高アルコール購入者は40~50代に多い。
新ジャンルの「高アルコール商品」を買う時は、一緒にどんな商品を買っている?
高アルコール商品は畜産つまみ菓子(サラミなど)や串焼惣菜など、「比較的味の濃いもの」、「安いもの」と一緒に買われている傾向が見られる。
新ジャンルを買う理由は?
新ジャンルを買い求める理由で一番多い回答は「価格」が(安い)から。
考察
ビールと比べても味に遜色ない「新ジャンル」。高アルコールやカロリーオフなど、自分の嗜好に合った商品が選べるのも人気の理由のひとつ。なんといっても、ビールよりも価格が安いのは魅力的!1缶ですぐ酔えて、且つコスパの高い「高アルコール商品」が人気なのもうなずけます。
マーケトピックス
・コロナ禍のスーパーマーケットID-POSデータを用いた調理加工食品の購買状況変化
・流通・小売の購買状況を把握するデータソースと入手方法について